歯のお悩みQ&A

歯ぎしり Q&A

Q神経を抜いた前歯が1本黒ずんでいるのですが、抜いたり削ったりしないで白くする方法はありますか?もしあった場合はお値段をお聞きしたいです。よろしくお願いいたします。

A

こんにちは、なしき歯科医院院長 梨木 賢二です。
先日は、お問い合わせのメールをありがとうございます!
他の前歯に比べて、だんだんと色が変化し気になるようになってきたんですね。お察しいたします。 以下、いただいたご質問に回答させていただきますね。

神経を抜いた歯は、時間の経過とともに、どうしても暗い黒っぽい色に変化してしまいます。 歯を白くする方法は、ホワイトニング、マニキュア、ラミネートベニア、クラウンの4つの方法です。歯を抜いたり削ったりしないで白くする方法はホワイトニングとマニキュアです。
4つの方法についてご説明します。
ホワイトニングは、神経がある歯には効果があり、現在の色より明るく白くなります。しかし、神経のない歯に対しては、効果が同じように出ないため、まわりの歯と同じように白くなりません。もし、1本だけホワイトニングをやったとしても、まわりの歯と調和がとれるように白くはなりませんので、お勧めしません。
次に、マニキュアです。基本的には、爪に塗るマニキュアと同じと考えてよいです。
お口の中に使用しても問題がない樹脂系の塗料を歯の表面に塗り、一時的に歯を白くします。しかし、塗った樹脂の厚みにより歯が汚れやすくなり、むし歯や歯周病の危険が高まりますので、お勧めできません。
次に、ラミネートベニアです。これは、歯の目に見える側の表面を削り、セラミックを貼り付ける方法です。しかし、神経をとった歯は、健康な歯に比べとても脆くなっています。咬む力が加わった時に、歯が折れてしまう事がありますので、この方法もお勧めできません。
次に、クラウンを被せる方法です。神経をとって脆くなっている歯にファイバーコア(合成樹脂の土台)をいれ強化し、まわりの歯と調和がとれた(色や形)セラミックの被せ物をする方法です。この方法が、最適と思います。
セラミックの被せ物は、色の変化がなくじょうぶで、とても長持ちします。費用は、¥84,000です。
これに比べ保険の被せ物は、色が変わりやすく、すり減りやすいので、時間の経過とともに、色は黄色っぽくなり形も変化します。そうなると、そのたびに被せ直さなければなりません。
また、歯に比べ弾力性のない金属の土台をいれますので、歯根がわれてしまうこともあります。こうなると、抜歯になってしまいます。また、金属を使いますので金属アレルギーも心配です。
何度も治療を繰り返さず、最初にファイバーコアをいれ、セラミック性の被せ物をすることが、歯にとってやさしく、体の健康にも良い治療だと思います。
将来のことを考え長い目で見て、治療法を選ぶことが大事です!
不安な事やご質問があれば、何でもお問い合わせください。

なしき歯科医院
梨木 賢二

TEL 0138-46-7890
https://www.nashiki-dental.com/    
https://www.nashiki-dental.com/implant/

お問い合わせはコチラから

ページTOPへ